アプリが使用するREST APIの稼働状況を監視するツール
昨今利用されているアプリケーションの多くに、データ取得・アクション実行等のための多数のREST APIが使用されています。大規模なアプリケーションになると、データ呼び出しのフローも複雑になります。
アプリケーションが適切に稼働しているか確認するためには、使用されているAPIを監視することが重要です。また、複雑なシステムにおいては、1つのAPIだけでなく、使用されている複数のAPIを一度に監視して状況を適切に把握する必要があります。
Applications Manager はこちら
複数のAPIの稼働状況を監視
モバイルアプリやWebアプリのパフォーマンスは、使用されているREST APIの稼働状況やパフォーマンスに大きく依存しています。Applications Managerでは、アプリケーション内部で使用されるREST APIを、アプリがAPIを呼び出す一連の流れ通りに監視できます。また、一連のAPIは単一セッション内で実行されるため、認証cookieやその他のcookieデータもセッションを通じて引き継がれます。
API全体の平均応答時間やトランザクションの処理時間など、REST APIの重要なパフォーマンス指標を簡単に可視化します。これにより、アプリケーションのパフォーマンスに影響が出そうなAPI障害の予兆を素早く発見し、ユーザーに影響が及ぶ前に対処することができるようになります。
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レスポンス転送の監視
多くのアプリケーションでは、APIを呼び出し、そこから得たレスポンスを別のAPIに送信することで、アプリケーションの機能を実現しています。つまり、いずれかのステップに問題が生じてレスポンスの転送に失敗すると、後続のAPIが正常に実行できなくなる可能性もあります。
Applications Managerでは、レスポンスの転送状況も監視できます。
HARファイルからのインポートにも対応
Applications Managerでは、監視したいすべてのREST APIを個別に追加する方法の他に、HAR(HTTPアーカイブ)ファイルをインポートして監視したいAPIを一括で追加する方法があります。
HARファイルをインポートすると、トランザクション中に発生したすべてのREST APIコールとそれぞれのリクエストパラメータが表示され、監視するAPIを選択できます。また、読み込んだトランザクションの順番を手動で入れ替えることも可能です。
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サービスと永続ボリュームの監視
Applications Managerでは、APIのレスポンスのパフォーマンスをわかりやすいグラフや表で可視化します。REST APIの応答時間には、DNSの処理時間・接続時間・最初の接続時間・ダウンロード時間など、多くの指標が含まれます。これらを監視することで、APIサーバーリソースの不足・リクエストの過多・ネットワークの問題など、さまざまな問題の特定に役立ちます。
また、実際に受信したレスポンスの中身を確認することも可能です。
問題をリアルタイムで検出・レポート作成も楽々
Applications Managerでは、REST APIを自動で24時間365日監視し、システムに問題を発見した場合は管理者に直ちにお知らせします(アラート機能)。アラート発生の基準は管理者が個別にしきい値を設定するほか、過去のデータに基づいて動的な値を設定することも可能です。
Applications Managerで取得したデータは、レポート出力して活用が可能です。傾向分析レポートを使用すると、さまざまな属性の履歴データ、ヒートチャート、および統計レポートを取得して、パフォーマンスの傾向を効率的に分析できます。また、機械学習(マシンラーニング)技術を使ってパフォーマンスの傾向を予測できます。利用状況を事前に把握することで、障害の発生を未然に防ぐことが可能です。
REST APIシーケンス監視の詳細情報
- Azure REST APIシーケンス監視 ユーザーガイド
REST APIシーケンス監視のご利用方法やソフトウェア上での操作方法を紹介しています。 - スタートアップガイド
製品の導入手順から設定方法までの詳細ガイドです。
関連項目
- Webトランザクション監視
Webアプリケーションのトランザクションを解析して遅延のボトルネックを特定する機能をご紹介します。 - エンドユーザー体感監視
WebアプリケーションやWebサイトがユーザーからどのように見えているかを可視化する機能をご紹介します。 - アプリケーションサーバー監視
アプリケーションサーバーを監視する機能をご紹介します。