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構成のステータスが「未適用」のまま、構成が適用されない


構成のにステータスが「未適用」のまま、構成が適用されない

問題

パッチ配布やソフトウェア配布、構成機能の各構成を配布したのですが、実行ステータスが「未適用」 (ビルドによっては「未だ適用されていない」の表記となります) のまま変わらず、配布が実行されません。
 

原因

次の理由が考えられます。

  • 1. エージェントフォルダーがアンチウイルスソフトの例外として登録されておらず、動作がブロックされている
  • 2. 配布時にコンピューターが配布対象から外された
  • 3. スケジュール設定 / 配布ポリシー で指定した配布期間または配布のタイミングまでまだ時間がある
    • a. 「後にインストール」を選択したため待機中となっている
    • b. システム起動/ユーザーログオン時に配布される設定である
    • c. 指定日に配布される設定である
    • d. 配布期間外である
    • e. 配布に必要なファイルの準備中に、配布ポリシーで指定した時間帯を過ぎてしまった
  • 4. ユーザーに配布のスキップを許可しており、実際にスキップされた
  • 5. (リモートオフィスに適用する場合) 配信サーバーに到達できない、または複製待ちの状態である
  • 6. Active Directoryドメインコントローラーに到達できない
  • 7. 他の構成の適用完了を待っている
配布ポリシーの設定によって時間がかかる場合が多くあります。配布ポリシーの設定方法については、配布ポリシーのナレッジをご覧ください。

 


解決策

備考列の「詳細を表示」をクリックすることで、原因が判明する場合があります。

1. エージェントフォルダーがアンチウイルスソフトの例外として登録されておらず、動作がブロックされている

配布対象に指定した管理対象コンピューターについて、エージェントフォルダーがアンチウイルスソフトの例外として登録されていることを確認します。

2. 配布時にコンピューターが配布対象から外された

構成の配布対象として カスタムグループ / Active Directoryドメイン / OU を指定しており、一部のコンピューターが配布開始前の時点で対象にした カスタムグループ / Active Directoryドメイン / OU から抜けた場合や、配布の構成対象としてコンピューターを選択し、そのコンピューターの名前を変更した場合、これらの配布ステータスは「未適用」のままとなります。

3. スケジュール設定 / 配布ポリシー で指定した配布期間または配布のタイミングまでまだ時間がある

a.「後にインストール」を選択したため待機中となっている
指定時刻後にのみ配布させる設定を行なった場合、設定は指定時刻になるまで「未適用」の状態となります。状態は指定時刻になると変化し、配布が開始されます。
 
b. システム起動/ユーザーログオン時に配布される設定である
システム起動/ユーザーログオン後にのみこの設定を配布する設定をした場合、システム起動/ユーザーログオン前の設定の状態は「未適用」となります。
 
c. 指定日に配布される設定である
配布を行う日/期間を指定している場合、設定はその指定日になるまで「未適用」の状態となります。
 
d. 配布期間外である
「配布ポリシー/設定」に指定された期間内に配布は行われます。配布期間になるまで設定は「未適用」の状態となります。
 
e. 配布に必要なファイルの準備中に、配布ポリシーで指定した時間帯を過ぎてしまった
配布対象のパッチやソフトウェアに依存ファイルがある場合などは、必要なファイルをダウンロードするためにかかる時間が長くなります。また、ベンダーサイトによっては回線が混雑し、ダウンロードにかかる時間が長くなることがあります。「配布ポリシー/設定」に指定された期間内が比較的短く、期間の直前に配布を構成した場合、ダウンロードが期間内に終わらないことが考えられます。この場合、配布ポリシーで指定した次の期間になるまで設定は「未適用」の状態となります。
 

配布ポリシーの時間帯指定について
配布ポリシーにおける「配布ウィンドウ」の時間帯指定は、最低リフレッシュサイクル2回分の180分の時間が必要です。時間帯を制限する特段の理由が無ければ、なるべく長い時間帯を設定することをお勧めします。
4. ユーザーに配布のスキップを許可しており、実際にスキップされた

配布ポリシーでユーザーに配布のスキップを許可している場合、ユーザーが配布をスキップしている間は「未適用」の状態となります。
 

5. (リモートオフィスに適用する場合) 配信サーバーに到達できない、または複製待ちの状態である

対象のコンピューターが配信サーバーのあるリモートオフィスに設置されている場合、構成の適用は配信サーバー経由で行われます。構成情報は複製ポリシーにしたがってEndpoint Centralサーバーから配信サーバーに複製されます。
Endpoint Centralサーバーから配信サーバーに到達できない場合や、まだ複製が実行されていない場合、その配信サーバーが配置されているリモートオフィスへの構成ステータスは「未適用」となります。

当該の配信サーバーが設置されているリモートオフィスに所属する管理対象PCからトラブルシューティングツールを起動することで、配信サーバーの接続状況を確認できます。

配信サーバーがEndpoint Centralサーバーから構成情報を取得できていることを確認します。

  1. Endpoint Centralにログインし、管理タブ > SoM設定 > 管理対象 > リモートオフィス に移動します。
  2. 対象のリモートオフィスへの構成の複製状況を確認します。DSコンピューター名(DS=Distribution Server, 配信サーバーの略称です)横のステータスおよびDSの最終接続時刻から、接続ができていることを確認します。
    カラムが表示されていない場合は、右上の表アイコンをクリックし、表示するカラムにチェックを入れます。
  3. 何らかの理由で複製が失敗した場合、サポート情報よりエラー内容を参照します。Endpoint Centralサーバーと配信サーバーのログを添付し、弊社サポートまでお問い合わせください。

 

6. Active Directoryドメインコントローラーに到達できない

構成の対象として、カスタムグループ/Active Directoryドメイン/OUを指定している場合、ドメインコントローラ―に管理対象PCから到達できない場合、設定は「未適用」の状態となります。
Active Directoryドメインコントローラーに管理対象PCからアクセスできることを確認してください。
 

7. 他の構成の適用完了を待っている

こちらのナレッジをご覧ください。