SUSE Linuxの設定
作成日:2019年10月31日 | 更新日:2020年2月28日
Desktop Centralは、SUSE Linuxのパッチ管理に対応しています。この記事では、ベンダーからリリースされたセキュリティパッチを、サブスクライブ済みのSUSE Linuxサーバー/デスクトップに配布するための前提条件と、必要な設定について解説します。
Desktop CentralでSUSE Linuxを管理する方法
前提条件
SUSEを管理する上で必要な条件
- Desktop Centralサーバーが https://scc.suse.com/subscriptions および https://updates.suse.com へ アクセス可能であること(プロキシが設置されている場合は、適切な設定をすること)
- パッチを適用するSuSEコンピューターにDesktop Centralエージェントがインストールされていること
- (プロキシが設置されている場合は)プロキシが.rpmファイルをダウンロードできること
- パッチ適用要件に十分なSUSEライセンスを保持していること
SUSE Linux設定の手順
SUSEサブスクリプションで有効な登録コードをDesktop Centralに入力します。サブスクリプションを検証しSUSEシステムのメタデータファイルとパッチバイナリをダウンロードするための登録コードを必要とします。
登録コードは SUSEポータルからご確認ください。
SUSEパッチのアーキテクチャとプロセス
Desktop Centralを使用してSUSEシステムにパッチを適用するプロセスを説明します。
- Desktop Centralサーバーは、パッチDBから最新のパッチ情報を同期します。
- Desktop Centralは、SUSEシステムの欠落パッチの依存関係をスキャンするために必要なメタデータファイルを、SUSEリポジトリからダウンロードします。ダウンロード後、Desktop CentralサーバーはすべてのSUSEシステムでスキャンを開始し、欠落しているパッチとその依存関係を検出します。
- SUSEリポジトリからパッチと依存関係をダウンロードします。
- (配信サーバーを使用している場合)ダウンロードされたファイルは、Desktop Centralサーバーから配信サーバーに複製されます。
- エージェントがDesktop Centralサーバーからファイルをダウンロードします。(リモート拠点のエージェントは、配信サーバーからファイルをダウンロードします。)
- パッチが各SUSEシステムにダウンロードされて利用可能になると、インストールが実行されます。