インターフェースグループ機能
ManageEngineのフローコレクタ―「NetFlow Analyzer」のインタフェースグループ機能は、ネットワーク機器を横断する形で任意の監視インターフェースをグループ化し、そのグループ単位でトラフィック監視・解析を実現する機能です。ネットワークトラフィック監視・解析をより便利にしてくれる機能です。
複数の異なるインターフェースに関するトラフィック情報をインターフェースグループに集約し、そのグループ内でのアプリケーション・プロトコル別の通信量のランキングやIPアドレス毎の通信量ランキングなどを分析することができます。
インターフェースグループの解析画面
作成済みのインターフェースグループは、インベントリ画面から一覧で確認することができます。インベントリ画面では、インターフェースグループのトラフィック情報について、以下の値を確認することができます。
- 受信使用率
- 送信使用率
- 受信速度
- 送信速度
インベントリ画面から特定のインターフェースを選択することで、そのインターフェースグループのトラフィックに特化した解析画面へ遷移できます。この解析画面では、以下のような切り口で該当のインターフェースグループに登録されているインターフェースのトラフィック情報を解析できます。
- アプリケーション/プロトコル別
- 送信元IPアドレス別
- 宛先IPアドレス別
- QoS(DSCP)別
- 通信別
解析画面の仕様
❶表示するデータの期間を選択
NetFlow Analzyerのトラフィック解析では、データを表示する期間を任意で設定することができます。1時間/6時間/24時間/今日/昨日/7日/30日から選択できます。また、「カスタム」という期間を選択することで、ユーザー自身で期間を選択することも可能です。
❷トラフィックを解析する軸を選択
このタブでは、どういった切り口でトラフィックを解析するかを選択します。 インターフェースグループのトラフィック解析画面では、主に以下の切り口で解析することができます。
- アプリケーション/プロトコル別
- 送信元IPアドレス別
- 宛先IPアドレス別
- QoS(DSCP)別
- 通信別
❸レポート出力や通知設定
こちらでは、各種スケジューリングやレポート出力、通知設定などを行います。 スケジューリング機能では、表示している解析画面に関するレポートを特定のメールアドレス宛に定期送付するなどの自動化が可能です。
インターフェースグループの活用例
ネットワーク機器横断で選択した監視インターフェースにもとづくインターフェースグループを活用することで、任意の監視セグメントでトラフィックを解析できるため、解析作業の効率化を図れます。
例えば、以下のようなグループを作成することができます。
●インターネットへ繋がるインターフェースのトラフィック解析に特化したグループ