Elasticsearchへの移行
Elasticsearchは、オープンソースの検索エンジンで、テキストを直接検索するのではなくインデックス検索を実行するため、高速に検索結果を得られます。Elasticsearchは、多数のインデックスの管理に適していて、複雑なインデックス検索をSQLデータベースよりもはるかに高速に処理できます。
SQLデータベースでログデータを保存するためにElasticsearchを選択する理由
- Elasticsearchによりデータの取得が大幅に高速化され、M365 Manager Plusではほぼ瞬時にデータが生成されます。
- SQLデータベースと比較して消費するCPUメモリーとディスク容量が少なくなるため、使用量制限を気にする必要がありません。
- レポート生成、データ更新、データ検索、グループ化などが高速化されます。
- SQLデータベースでは不可欠な、データの継続的なバックアップが不要になります。
つまりElasticsearchは、SQLデータベースと比較してはるかに拡張性が高く、より高速に実行できます。
M365 Manager PlusからElasticsearchに移行して、より高速なパフォーマンスを実現
これは、ビルド4323以前を使用している既存のM365 Manager Plusのお客さま、または最新版に更新されたばかりのお客さまにのみ適用されます。ビルド4323以降から製品を使用し始めたユーザーの場合、Elasticsearchが初期設定の検索エンジンです。
製品にサインインすると、[データエンジンの更新]ポップアップが表示されます。このポップアップでは、パフォーマンスを向上させるため、Elasticsearchが製品に採用されたことが表示されます。このポップアップには、移行するデータのサイズと移行が完了するまでのおおよその時間が示されます。すぐに移行するか、後で移行するよう予定を設定するかを選択できます。
すぐに移行するには:
ポップアップから[今すぐ移行]を選択すると、すぐに移行が開始します。移行中に、監査、アラート、コンテンツ検索で使用できるデータは一部のみです。すべてのデータをクエリーするには、移行が完了するまで待つ必要があります。
予定した移行を実行するには:
- [後に予定]を選択して、カスタム期間中に移行が実行されるように予定を設定します。
- 移行を後に予定する場合は、[データ移行の予定を設定]ポップアップが表示されます。移行を実行する日時を選択します。
- [保存]をクリックします。
メモ:移行の進行中にクエリーできるデータは一部のみです。すべてのデータをクエリーするには、移行が完了するまでお待ちください。
既存の移行の予定を編集するには:
- [設定]→[管理者]→[管理]→[製品スケジューラー]に移動します。
- リストから[Elasticsearch移行]スケジューラーを選択し、[アクション]列で予定記号を選択してスケジューラーを編集します。
- [データ移行の予定を設定]ポップアップで、移行の日時を選択します。
- [保存]をクリックします。