データベースの自動バックアップ

EventLog Analyzerは、ユーザーが設定したスケジュールに従って、EventLog Analyzerのデータベースと統合製品で使用されているデータベースを定期的に自動的にバックアップできます。このオプションを使用すると、製品にバンドルされているPostgreSQL、製品に設定されている外部のPostgreSQLまたは外部のMSSQLデータベースをバックアップできます。

サポートされているデータベースのリストア

  • バンドルされたPostgreSQLからバンドルされたPostgreSQL
  • 外部PostgreSQLから外部PostgreSQL
  • MSSQLからMSSQL
  • MySQLは未サポート

注記:現状、同一インスタンスのEventLog Analyzer(データベースバックアップを取得したEventLog Analyzer)にのみデータベースのバックアップをリストアできます。また、データベースのバックアップに、ログデータのバックアップは含まれません。


外部PostgreSQLをバックアップする場合の前提条件

  1. PostgreSQLがインストールされているマシンで、<PostgreSQL_インストールディレクトリ>\dataに移動し、postgresql.confファイルを開きます。wal_levelエントリを検索します。エントリのコメントを解除し、その値を「logical」または「archive」に変更します。
  2. <PostgreSQL_インストールディレクトリ>\libフォルダーと<PostgreSQL_インストールディレクトリ>\binフォルダー内のすべてのファイルをコピーし、それぞれ<製品_インストールディレクトリ>\pgsql\libフォルダーと<製品_インストールディレクトリ>\pgsql\binフォルダーに貼り付けます。<製品_インストールディレクトリ>\pgsql\dataという名前のフォルダーを作成します。<製品_インストールディレクトリ>\は、自動バックアップスケジューラーを設定したEventLog Analyzerまたは統合製品のホームディレクトリを指します。
  3. 外部PostgreSQLサーバーを再起動します。
  4. PostgreSQLサーバーを更新するたびに、上記の手順1〜3を繰り返します。

データベースのバックアップをスケジュールする手順

  1. [設定]タブ → [管理者権限] → [データベースの設定] → [データベースのバックアップ]タブに移動します。
  2. 自動バックアップをスケジュールするEventLog Analyzerまたは統合製品を選択し、「編集」(編集)アイコンをクリックします。
  3. [バックアップ頻度]ドロップダウンメニューから、バックアップを毎日、毎週、毎月のどれにスケジュールするか、またどの時間にスケジュールするかを選択します。
  4. [バックアップ保存パス]を入力します。バックアップの保存先は、ローカルフォルダーまたは共有フォルダーのいずれかを選択できます。
  5. 選択した共有フォルダーにバックアップを保存するためにアクセス許可が必要な場合は、[承認が必要です]にチェックを入れて、必要な認証情報を入力します。
  6. [バックアップファイルを保管する]ドロップダウンメニューからバックアップファイルの保持期間を設定します。
  7. [保存]をクリックします。

その他の設定

  • EventLog Analyzerの自動バックアップを無効にするには、[実行]列にある「有効化」(有効化)アイコンをクリックします。
  • 最新のバックアップのステータスを取得するには、「更新」(更新)アイコンをクリックします。
  • 特定のコンポーネント製品のバックアップスケジュールを編集するには、対象のコンポーネント製品の[実行]列にある「有効化」(有効化)アイコンをクリックします。
  • [今すぐバックアップ]をクリックすると、すぐにバックアップを開始できます。
  • [バックアップ履歴]アイコンをクリックすると、使用可能なすべてのバックアップを表示できます。

古いバージョンのMSSQLサーバーから新しいMSSQLサーバーへのバックアップのリストア

  • 新しいバージョンのMSSQLサーバーをインストールし、古いMSSQLサーバーの代わりにEventLog Analyzerでそれを設定したい場合は、EventLog Analyzerを使用して取得したバックアップを使用して設定できます。EventLog Analyzerを使用して取得したバックアップに加えて、<MS_SQL_Old_Version>\Backup内のファイルを<MS_SQL_New_Version>\backupにコピーする必要があることに注意してください。

MSSQLバックアップ

  • 自動バックアップはMSSQLサーバーのパスに保存されるため、EventLog Analyzerから直接削除することはできません。バックアップファイルを管理するには、MSSQLアプリケーション設定内で調整を行う必要があります。

トラブルシューティング

  • データベースのバックアップ中にエラーが発生した場合は、以下の点を確認してください。
    • データベースサーバーが実行状態にあること。
    • バックアップの保存場所に十分なスペースがあること。
       概要