世界最高性能の大強度陽子加速器施設、J-PARC様
最先端科学研究で用いられる大強度陽子加速器。冗長化されたネットワークを通じ加速器制御システムによって遠隔コントロールされる。このネットワークの安定運用においてログ管理ツールが重要な役割を果たしている。
導入効果
- ネットワーク障害発生時のログ調査や原因究明の迅速化 (作業時間を1/6に短縮)
- Syslogの一元管理により、時系列で複数の機器の状態変化を解析可能に。障害の予兆検知も
プロフィール
J-PARC(大強度陽子加速器施設)は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と日本原子力研究開発機構(JAEA)が共同で、茨城県東海村に建設・運営している世界最高性能の研究施設。3つの加速器が、多数の陽子からなる陽子ビームを光速の99.98%まで加速し、標的となる金属などに衝突させることで、中性子やニュートリノなどの二次粒子を発生させる。
これら二次粒子が、宇宙誕生の謎探究や難病治療薬の開発研究など幅広い分野の最先端科学研究に使われている。
業 種 | 研究施設 |
職員数 | 330名(2008年) |
所在地 | 茨城県 |
導入製品
Windows イベントログ&Syslog対応のログ一元管理ツール「ManageEngine EventLog Analyzer」
事例紹介リーフレット ダウンロード
J-PARC様 導入事例紹介リーフレットのダウンロード:
PDF (403 KB)
J-PARC 担当者様の声
適切な監視はもちろん、運用コスト削減が課題
導入前の要件
「限られた予算と工数の中でシステムを監視することはもちろん、障害発生を検知して、さらにその後に何が発生していたのかという情報を収集・解析することで、将来につなげていかなくてはならない。その膨大なログデータを効率的に解析して活用する必要がある。」
と、加速器ディビジョン 加速器第3セクション 菊澤信宏氏はログ管理ツールの見直しを決断した。
(基本機能に忠実で費用対効果が高い)
- Linux 対応
- 収集したログデータの一元管理
- 検索性・解析機能に優れている
- 直観的に使いやすい
- 導入コストがリーズナブル
EventLog Analyzer の利点
「優れたログ解析機能を備えていることはもちろんだが、世界的に導入実績を持つ信頼性やコストパフォーマンスの良さも『EventLog Analyzer』導入の決め手になった」 と、運用・保守を手掛ける新日鉄住金ソリューションズ 社会公共ソリューション事業本部 技術第三統括グループ 第3グループ シニア・マネジャーの渡邊樹生氏は採用に至った理由を説明する。
「何より、従来のログ管理ツールにはなかった優れた検索・解析機能を使えること。ネットワークの障害発生時に、過去の障害履歴から類似のログが出ているかどうかを洗練されたGUIで容易に調べられるようになった」
「ログの一元管理により、時系列で複数の機器の状態を解析できるようになり、どの機器がいつ落ちて、その後どの機器が起動したのか、という情報を同一コンソール上で確認できるようになった」
「ネットワーク障害の予兆をある程度読み取り、事前に対策を取れるようになった」
事例紹介リーフレット ダウンロード
導入事例の詳細はリーフレット(PDF)をご覧ください。
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