ADManager Plusのアカウント作成テンプレートは、必要なすべての属性を備えたActive Directoryのアカウントを1度のクリックで作成するのに役立ちます。新しいアカウントの作成プロセスを簡略化するために、このウェブベースのActive Directory管理ツールでは、以下のような様々なテンプレートを提供しています:
このツールは、ニーズに合わせてカスタマイズすることのできるアカウント再プロビジョニングテンプレートにより、Active Directoryアカウントの修正を簡略化します。ネイティブツールやPowerShellなどを使用するよりも簡単に同じ結果を実現することができます。
Active Directoryのユーザープロビジョニングテンプレート
ユーザー作成テンプレートは、Active Directoryで新しいユーザーアカウントを作成するプロセスを簡略化し、標準化します。これらのテンプレートは、組織内の多くのユーザーに共通したすべての属性の標準または共通の値と形式を保存することもできます。
さらに、設定、アクセス許可、役割固有の権限などに基づいて、組織内の役割の数に合わせて複数のテンプレートを作成することもできます。適切なテンプレートを適用するだけで、必要なすべての設定を備えた新しいユーザーアカウントを簡単に作成することができます:
- ログオン名、SAMアカウント名、表示名、フルネームなどのカスタム形式などの一般属性。
- アカウントの詳細:パスワード、グループおよびプロファイル設定、アカウントプロパティなど。
- 連絡先の詳細:固定電話番号、携帯電話番号などの連絡先の詳細。役職名、部署、企業名などの組織の属性など。
- Exchange Serverの属性:メールサーバー、メールボックスストア、メールアライアス形式、メールボックスストレージ上限、配信制限、配信オプションなど。
- ターミナルサービスの属性:プロファイル、ホームフォルダー、スタートアッププログラム、セッション上限、リモートコントロール設定など。
- LCS/OCS属性:通信サーバー、フェデレーション設定、アーカイブ設定など。
- カスタム属性:このオプションを使用することで、必要に応じて、Active Directoryに1度限りのカスタム属性を作成したり、新しいカスタム属性を恒久的に追加したりすることができます。 これらのテンプレートの大きな利点としては、これらのユーザー作成テンプレートをヘルプデスクの技術担当者や、HRエクゼクティブのような技術に詳しくない新人ユーザーに割り当てて、新しいユーザーアカウントを作成するタスクを委任して、不要な負担を取り除くことができます。
ルールベースのユーザープロビジョニング:これらのテンプレートには、Active Directoryでユーザーアカウントを実際に作成する前に、作成されるユーザーアカウントの任意のフィールドに自動入力するユーザー作成ルールも含まれています。これらのルールを使用することで、作成されるユーザーアカウントが条件を満たした場合にトリガーされる特定属性の自動入力機能を利用することができます。例えば、これらのルールを使用すると、'マネージャー'属性を設定したり、'部署'の属性に基づいて作成されるユーザーの所属先をグループ分けしたりすることができます。 ユーザー修正テンプレートとCSVインポート機能によるユーザープロビジョニングだけでなく、UIベースの操作により、ユーザーアカウントを一括修正することもできます。
Active Directoryのコンピュータープロビジョニングテンプレート
ユーザープロビジョニングテンプレートと同様に、コンピューター作成テンプレートでは、必要なすべての属性を備えた新しいコンピューターアカウントをActive Directoryで簡単に作成することができます。これらのテンプレートは、以下のようなコンピューター属性の標準値を保存し、設定するために使用することもできます:
- 一般属性:コンテナまたはロケーション、管理者、グループ属性など。
- ダイアルイン属性:ダイアルインまたは1VPNによるリモートアクセスの許可
ADManager Plusのコンピュータープロビジョニングテンプレートの大きな利点は、'ドラッグアンドドロップ'式のカスタマイズ機能です。この機能を使用することで、ニーズに合わせてテンプレートをカスタマイズすることができます。すなわち、テンプレートには必要な属性だけを設定することができるのです。また、ボタンをクリックするだけで読み取り専用や編集可能などの属性を設定することもできます。このカスタマイズにより、コンピューターアカウントの重要な属性を安全に管理することができます。
さらに、テンプレートを割り当てる予定のヘルプデスクの技術担当者の役割に基づいて、技術担当者が修正する必要のある属性だけを処理できるように、テンプレートをカスタマイズすることもできます。
Active Directoryのグループプロビジョニングテンプレート
Active Directoryのグループ作成テンプレートは、新しいグループを適切な属性または設定で作成して、それらに簡単にメンバーを追加することのできる優れた機能により、グループプロビジョニングを簡略することができるという管理上の利点があります。グループ作成中に適切なグループ作成テンプレートを適用するだけで、以下のような設定が可能です:
- グループ名、コンテナ、グループの範囲と種類、メールアドレスなどの一般属性など。
- メンバー、マネージャーなどのグループ属性など。
- MS Exchangeのメール属性、メールアドレスのアライアス、関連性のある管理グループ、表示名、メール配信制限など。
これらの グループ作成テンプレートは、ネイティブADツールやPowerShellスクリプトと異なり、'ドラッグアンドドロップ'式のカスタマイズ機能を搭載しています。このコンポーネントにより、任意の属性を必須、非表示、読み取り専用にすることで、組織のニーズに合わせてテンプレートをカスタマイズすることができます。
さらに、テンプレート上で任意の属性を選択してドラッグするだけで、必要な属性だけをテンプレートに配置することができます。グループ作成テンプレートを割り当てる技術担当者に基づいて、テンプレートをカスタマイズして、適切な属性のみを表示させ、重要な属性を読み取り専用または非表示にすることで安全性を確保することができます。
このツールは、体験版の無料ダウンロードも提供しているため、これらのアカウント作成テンプレートを実際にお試しいただくことができます。
Active Directoryの連絡先プロビジョニングテンプレート
連絡先作成テンプレートは、Active Directoryで新しい連絡先を作成するプロセスを簡略化し、迅速化します。必要な設定を備えた連絡先を簡単に作成するのに役立ちます。また、これらのテンプレートでは、複数の連絡先に共通する属性の値を保存して、新しい連絡先を作成するときに再利用することもできます。
これらのテンプレートを使用することで、以下のようなActive Directoryの連絡先のすべての属性を設定することができます:
- 一般属性:コンテナ、オフィス、電話番号など。
- アドレス属性:都市名、国名、固定電話番号、携帯電話番号など。
- グループ属性
- 組織属性:役職名、部署、企業名など。
- Exchangeの属性:プロクシメールアドレス、シンプルな表示名、配信制限など。
- カスタム属性:これにより、Active Directoryにおける1度限りの作成や、恒久的な作成で使用することのできるオプション付きのカスタム属性を作成することができます。 アカウントプロビジョニングテンプレートをActive Directoryワークフローと組み合わせて自動化することで、承認ベースまたは完全自動のアカウントプロビジョニングおよび管理システムを実現することができます。
ADManager Plusのアカウントプロビジョニングテンプレートの特徴:
- アカウントの作成を1度のクリックで可能にすることで、Active Directoryの新規アカウント作成に関する時間と労力を削減します。
- これらのテンプレートを使用して、標準的な属性の値を保存して、Active Directoryの新規アカウント作成で再利用することができます。
- アカウントの属性をお客様ご自身のニーズに合わせた値と形式で設定することで、新規アカウント作成のプロセスを標準化することができます。
- 組織内の役割の数に合わせて必要な数のテンプレートを作成することができます。
- これらのテンプレートはニーズに合わせてカスタマイズすることができます。例えば、ログオン名、メールアドレスに合わせてお客様ご自身でテンプレートの名前を設定することができます。
- これらのテンプレートをヘルプデスクの技術担当者に割り当てて、指定のOUで特定の種類のアカウントのみを作成することができます。
- 技術担当者、部署/OU、テンプレートを割り当てる相手の役割に基づいて、各テンプレートをカスタマイズして異なる属性を設定することができます。