活動のないユーザーを無効にするワークフロー
とあるシステム管理者が、長期間不在となっている社員のアカウントを無効にしたいと考えています。そのためには、
長期間ログインしていないユーザーの特定、また
それらのユーザーのアカウントを無効にするリクエストを人事部に申請して確認を依頼しなければなりません。
このワークフローは、社員のアカウントを無効にする際に継続的に発生します。そのため、このプロセスは標準化される必要があります。
ワークフロー構成
ワークフローには、依頼者、レビュー担当者、実行者が含まれます。
今回のケースでは依頼者は管理者、レビュー担当者は人事部のマネージャ、実行者は再び管理者です。
ワークフローエージェントの設定手順を参照ください。
- 「ワークフロー」タブ -> 「ワークフローの流れ」 -> 「ワークフローの編集」 -> ワークフローに含める「エージェント」を選択して保存をクリックします。
- 依頼者を追加する手順
- 「ワークフロー」タブ -> 「依頼者」をクリックします。
- 「依頼者の追加」より、ユーザーまたはオペレータを追加します。
- レビュー担当者を追加する手順
- 「ワークフロー」タブ -> 「レビュー担当者」をクリックします。
- 「追加」ボタンをクリックします。
- 表示されている表から、必要なオペレータを選択して「追加」ボタンをクリックします。
- 実行者を追加する手順
- 「ワークフロー」タブ -> 「実行者」をクリックします。
- 「追加」ボタンをクリックします。
- 表示されている表から、必要なオペレータを選択して「追加」ボタンをクリックします。
ルールの割り当て
- 左パネルにある「設定」->「ルールの割り当て」をクリックします。
- 「ルールの追加」をクリックします。
- ルールの名称を入力します。例:ユーザーの無効化
- 「リクエストが作成されたとき」をクリックします。
- 「ルールの条件」には、「ユーザーの無効化」を選択します。
- 「操作の実行」では、割当て先に人事部のマネージャ、優先度は中に設定します。
- 「保存」をクリックします。
- 「リクエストがレビューされたとき」をクリックします。
- 「ルールの条件」には、「ユーザーの無効化」を選択します。
- 「操作の実行」では、割当て先に管理者、優先度は中に設定します。
- 「保存」をクリックします。
- 設定が完了したら「保存」ボタンをクリックします。
実装段階での手順
- 依頼者(システム管理者)は活動のないユーザーレポートを作成して、それらのユーザーを無効にするリクエストを申請します。
- 依頼者は、ADManager Plus にログインし、活動のないユーザーレポートを作成します。
- 活動のないユーザーアカウントを無効にするためのリクエストを申請します。
- レビュー担当者(人事部マネージャ)は依頼者の申請内容を確認します。
- 人事部マネージャはADManagere Plus にログインして、「ワークフロー」タブをクリックします。
- 「すべての依頼」から、「私の依頼」カテゴリ --> 「実行待ち」 フィルタを選択します。
- リクエストの内容をレビューして評価します。
- 実行者(システム管理者)は 活動のないユーザーを無効にするプロセスを実行します。
- 管理者はADManager Plus にログインして、「ワークフロー」タブをクリックします。
- 「すべての依頼」から、「私の依頼」カテゴリ --> 「実行待ち」 フィルタを選択します。
- 人事部が承認したリクエストを実行します(「実行」ボタンを押下します)。
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