遅延管理タスク
管理アクションの実行中に、すぐには実行できないが遅延して実行される特定のタスクがあります。これは、管理対象のオブジェクトがまだ作成されていないなど、さまざまな理由による可能性があります。このようなタスクは、関連するオブジェクトが作成されるとすぐに実行されます。次の例は、遅延管理タスクとは何かを理解するのに役立ちます。
Office 365を管理する際に、「ADユーザーのO365アカウントの作成」機能を使用してユーザーのOffice 365アカウントを作成している間、すぐにメールエイリアスを割り当てたり、ユーザーの訴訟ホールドやインプレースアーカイブを有効または無効にしたりすることはできません。これは、メールボックスがまだ作成されていない可能性があるためです。
このようなタスクは、遅延管理タスクの下にリストされます。ADManager Plusは、関連するオブジェクトが作成されたかどうかを定期的にチェックし、オブジェクトが見つかったら遅延アクションを実行します。遅延したタスクをすべて表示し、必要なときにいつでもタスクをすぐに実行でき、失敗したタスクをすべて表示することもできます。
遅延管理タスクを表示および管理する手順:
- [Office]タブ → [管理]を開きます。
- [Office 365の管理]をクリックし、Office 365ページの右上隅にある[遅延タスクの表示]リンクをクリックします。
- 「遅延管理タスク」ページでは、正常に実行されたタスク、失敗したタスク、まだ実行されていないタスクを含む、すべての遅延タスクのリストを表示できます。
- すべてのタスクの表示方法 [すべてのタスク]をクリックし、[すべてのタスク]を選択して、実行を待機しているタスク、完了済みタスク、失敗済みタスクを含むすべての遅延タスクを表示します。
- 失敗したタスクの表示と管理 [すべてのタスク]をクリックして、[失敗したタスク]を選択します。失敗したタスクごとに、次を表示できます。
- 試行された管理アクションの種類。
- このアクションが開始された機能(単一ユーザーの作成など)。
- 実行時間と失敗の理由。
また、デフォルトの遅延時間である5分後にタスクを再スケジュールして、実行を再試行することもできます。再スケジュールするには、関連する失敗したタスクの[アクション]列にある再スケジュールアイコンをクリックします。
[エクスポート]オプションを使用して、すべての遅延タスクのリストを任意の形式(CSV、PDF、Excel、またはHTML)でエクスポートすることもできます。
- 遅延タスクの表示と管理 [すべてのタスク]をクリックして、[遅延タスク]を選択します。遅延したタスクごとに、次を表示できます。
- 実行するアクションの種類。
- このアクションが実行されるオブジェクト。
- このアクションを実施した機能。
- ステータス(スケジュール済み、失敗済み、またはスケジュール済み)。
対応するタスクの[アクション]列にある[今すぐ実行]ボタンをクリックすると、遅延タスクのリストにあるタスクをすぐに実行できます。必要に応じて、[今すぐ実行]オプションの横にある[タスクのキャンセル]アイコンをクリックして、タスクをキャンセルすることもできます。
[エクスポート]オプションを使用して、すべての遅延タスクのリストを任意の形式(CSV、PDF、Excel、またはHTML)でエクスポートすることもできます。