ServiceDesk Plus Cloud設定
ServiceDesk Plus Cloudは、統合IT資産管理機能を持ったクラウドベースのサービスデスクソリューションです。ADManager PlusとServiceDesk Plus Cloudを連携することで、ヘルプデスクの技術担当者が、ユーザーアカウントの作成、削除、有効化、無効化、ロック解除や、パスワードのリセットなど、重要なID管理タスクをServiceDesk Plus Cloudで行えるようになります。
はじめに
- ADManger Plusをまだ導入していない場合はインストーラーをダウンロードしてください。インストール手順の詳細はスタートアップガイドをご参照ください。
- すでにADManager Plusをご利用いただいている場合は、最新ビルドへのアップグレードをお願いします。ServiceDesk Plus Cloudとの連携は、ADManager Plusビルド7064以降で行えます。
ServiceDesk Plus Cloud設定の手順
- ADManager Plusにログインし[管理]タブに移動します。
- ページ内左のリストの[システム設定]配下の[統合]を選択します。
- 表示される「連携の設定」の「ITSM/ヘルプデスクツール」カテゴリから[ServiceDesk Plus Cloud]をクリックします。
メモ
デフォルトでは「統合を有効にする」ボタンはオンになっています。ServiceDesk Plus Cloud連携を無効化する場合はオフにしてください。
デフォルトでは「統合を有効にする」ボタンはオンになっています。ServiceDesk Plus Cloud連携を無効化する場合はオフにしてください。
ServiceDesk Plus Cloud上でのADManager Plusプラグイン設定の手順
- ServiceDesk Plus CloudにSDAdminの役割を付与されたアカウントでログインします。
- ウインドウ右上の[管理]の歯車アイコンをクリックします。
- 「アプリケーション&アドオン」→「連携」をクリックします。
- 「ManageEngine連携」タブ→「ADManager Plus」のスイッチをクリックし、連携を有効にします。UI左ペインで「ADManager Plus」タブが利用できるようになります。
メモ
新しいバージョンが利用できる場合、ManageEngine連携の画面からいつでもADManager Plusプラグインを最新版に更新できます。 - 手順4.の方法以外に、[管理]の歯車アイコン→「開発者スペース」→[カスタムウィジェット]→[新規カスタムウィジェット]から、ADManager Plusプラグインの.zipファイルのアップロードが可能です。アップロード後インストールが完了すると、「ADManager Plus」タブが利用できます。ADManager Plusプラグインはこちらからダウンロードできます。
- 「ADManager Plus」タブをクリックし、表示される画面で[Integrate Now!]をクリックします。
- ADManager Plus上で入力する「参照先URL」が出力されます(ServiceDesk Plus Cloud上では「Referrer Url」と表示されます)。Referrer Urlをコピーし、ADManager Plusの [管理]→「システム設定」→[統合]→[ServiceDesk Plus Cloud]から、「参照先URL」フィールドに貼り付け、[保存]をクリックします。この間、ServiceDesk Plus Cloudの画面は閉じずにそのままにしておきます。
- ServiceDesk Plus Cloudの画面に戻り[Next]クリックします。
- 「ADManager Plus URL」と「Select Probe」に必要な情報を入力し、[Next]をクリックします。
Probe(プローブ)とは?
プローブはServiceDesk Plus Cloudにおいて、オンプレミスのソフトウェア、アプリケーションへのアクセスのために利用されます。ADManager Plusはオンプレミス製品のため、ADManager Plusが稼働するサーバーと同じネットワーク内にプローブをインストールする必要があります。ServiceDesk Plus Cloud上のプローブの設定についてはこちらをご確認ください。 - ADManager Plus上の[委任]→左カラムの[設定]→[オペレーター用のAuthtoken]に移動し、画面右上の[認証トークンを生成する]からadminのAuthtokenを取得します。
- 取得したAuthtokenをServiceDesk Plus Cloud上の「Authtoken」に入力します。入力後、テキストボックス右に表示される[Validate]をクリックします。処理が完了するとAuthtokenに対応するオペレーターが自動的に取得され「Fetched Technician」に表示されます。表示されたら[Next]をクリックします。
- オペレーターのAuthtokenを入力してServiceDesk Plus Cloudの技術担当者に関連付けられます。オペレーターのAuthtokenを入力したら、[Associate User]をクリックします。
メモ
ADManger Plus上のadminのAuthtokenが失効し、Authtokenを更新した場合、ServiceDesk Plus Cloud上の[ADManager Plus]→[Configuration]から、「Authtoken」をマウスオーバーして表示される[Edit]をクリックして、ServiceDesk Plus Cloudに登録したAuthtokenを更新してください。
ADManger Plus上のadminのAuthtokenが失効し、Authtokenを更新した場合、ServiceDesk Plus Cloud上の[ADManager Plus]→[Configuration]から、「Authtoken」をマウスオーバーして表示される[Edit]をクリックして、ServiceDesk Plus Cloudに登録したAuthtokenを更新してください。
ServiceDesk Plus Cloud内でのユーザー作成フォームのカスタマイズ
ServiceDesk Plus Cloud内のユーザー作成フォームは、組織の要望に合うよう変更することができます。フィールドの追加や削除、フィールドの入力を必須または任意とするなどを数クリックで行えます。手順は以下の通りです。
- ADManager Plusと連携しているServiceDesk Plus Cloudにログインします。
- 左ペインの[ADManager Plus]をクリックします。
- ナビゲーションバー内の[Actions]タブに移動します。
- 「Create User」オプションをマウスオーバーして表示される編集アイコンをクリックします。
- 「User Creation Fields」フィールド内で、以下の設定を行います。
- 一覧から、表示されたフィールドをServiceDesk Plus Cloudのユーザー作成フォームに追加するには、[+]アイコンをクリックします。
- フィールドを削除するには、フィールドにマウスオーバーし[x]をクリックします。
- フィールドの入力を必須に設定するには、フィールドにマウスオーバーし[Set as Mandatory]をクリックします。
- [Save]をクリックし、変更を反映します。
メモ
- ユーザー作成フォームのカスタマイズ機能は、ADManager Plusビルド7180以降と、ServiceDesk Plus Cloudプラグインバージョン1.5.0以降を連携したインスタンスで利用可能です。
- ユーザー作成フィールドはテキストボックスで構成されており、技術担当者による値の入力が必要です。
- ADManager Plusのユーザー作成テンプレートからも、フィールドを追加する、削除する、サイレント的にアクティブ化する、読み取り専用にすることができます。 そのため、ServiceDesk Plus Cloudでのみ必要なフィールドは、ServiceDesk Plus Cloud上で追加することを推奨します。
- ServiceDesk Plus Cloudを通して行われるすべての管理アクションは、REST APIを利用します。REST APIコールはオペレーターライセンスの保有数に応じて利用制限があります。利用制限の詳細はこちらをご参照ください。
サポートされるアクション
- ユーザーの展開
- ユーザーアカウントの有効化、無効化
- パスワードリセット
- ユーザーアカウントのロック解除
- ユーザーの削除
- ユーザーのグループへの追加
- ユーザーのグループからの削除
- 上司の変更
- 部署の変更