SMSサーバー設定
SMSメッセージの送信について、ADManager Plusの設定では、任意のGSMモデムまたはSMSゲートウェイプロバイダーを使用できます。
目次
GSMモデムの設定
- ADManager Plusにログインします。
- [管理]タブ→[一般設定]→[サーバー設定]→[電子メールサーバー/SMSゲートウェイ]→[SMSゲートウェイ]に移動します。
- 「SMSプロバイダー」フィールドのドロップダウンリストから[GSMModem]を選択します。
- 「モデムポート番号」フィールドで、モデムのポート番号を指定します。詳細は以下のセクションをご覧ください。
- 「モデムポート速度」や「メッセージセンター番号」、「SIM PIN 番号」など他のフィールドを設定するには、[詳細]をクリックします。
- [変更を保存]をクリックします。
モデムポート番号の設定手順
- シリアルケーブルを使い、GSMモデムをマシンのシリアルポートに接続します。
- ADManager Plusで、モデム接続先のポート番号を「モデムポート番号」フィールドに入力します。
メモ
Windowsデバイス用のシリアルポート番号はCOM+n(COM7、COM8など)です。
ADManager PlusでのSMSサーバー接続の要件
- モデム/携帯がSIMカードの挿入対応すると共にGSM機能を備えている。
- モデム/携帯が、7ビットエンコード(GSMのデフォルトアルファベットエンコード)と8ビットエンコード、Unicode(UCS-2)に対応している。
SMSゲートウェイプロバイダーの設定
HTTPゲートウェイまたはSMTPゲートウェイを設定できます。以下の手順案内をご利用ください。
SMSプロバイダー設定手順(HTTPゲートウェイ)
- ADManager Plusにログインします。
- [管理]タブに移動します。
- 左ペインで、[一般設定]→[サーバー設定]→[電子メールサーバー/SMSゲートウェイ]に移動します。
- [SMSゲートウェイ]タブをクリックします。
- 「SMSプロバイダー」フィールドのドロップダウンリストから[Custom]を選択します。
- 「SMS送信方法」フィールドのドロップダウンリストから[HTTP]または[HTTPS]を選択します。
- SMSメッセージ用のHTTPメソッドとして[送信](=POST)、または[取得](=GET)を選択します。
- SMSゲートウェイプロバイダーのURLを入力します。
- SMSプロバイダーに固有のパラメーターを入力します。SMSプロバイダー間でフォーマット(プレーンテキスト/JSON/XML)や必要なパラメーター、値は異なります。SMSプロバイダーのドキュメントを参照し、適切なフォーマットと値を入力してください。パラメーター入力例もご活用ください。
- 「プロバイダーからのレスポンス」フィールドで、プロバイダーからのレスポンス(SMSメッセージが正常に送信されたかの判断に用いるメッセージ)を入力します。
- 「詳細」をクリックすると以下の詳細を設定できます。
- 「HTTP リクエストヘッダー」
ご使用のSMSプロバイダーに応じ、リクエストのヘッダーを入力します。 - 「メッセージをUnicodeに変換する」
UnicodeフォーマットでSMSメッセージを送るには、このチェックボックスを有効にします。 - 「メッセージをエンコード」
エンコードの利用には、このチェックボックスを有効にします。- 「エンコードメソッド」
エンコードメソッドとしてドロップダウンリストから「Url Encode」または「Base 64」を選択します。 - 「エンコードタイプ」
以下の説明をご活用ください。- 「メッセージのみ」 メッセージ内容のみエンコードしたい場合に選択します。
- 「値のみ」 パラメーターに入れた値のみをエンコードしたい場合に選択します。
- 「すべて」 キーと値のすべてをエンコードしたい場合に選択します。
- 「エンコードメソッド」
- 「メッセージに新しい行を許可する」
メッセージ中の改行を許可するには、このチェックボックスを有効にします。
- 「HTTP リクエストヘッダー」
- [変更を保存]をクリックします。
パラメーター入力例
- セキュリティを強化するには、パラメーターにバスワードを含める前に環境変数としてパスワードを登録します。その後、パラメーターの入力時に「%env.password%」などの環境変数を実際のパスワードのかわりに使用してください。環境変数を作成する手順はこちらです。
- パラメーターはプレーンテキストまたはJSON、XMLフォーマットで追加してください。以下サンプルです。
- プレーンテキストフォーマット
userName=xxx&password=yyy&mobileNumber=%mobNo%&message=%message%&date=%timestamp%&SignatureNonce=%nonce%
- JSONフォーマット
{"apikey":"123456789","message":"%message%","mobile":"%mobNo%","SignatureNonce":"%nonce%"}
- XMLフォーマット
<SMS>
<authentication>
<username>test</username>
<password>test</password>
</authentication>
<message>
<sender>Testing</sender>
<text>%message%</text>
<recipients>
<mobile>%mobNo%</mobile>
</recipients>
</message>
</SMS>
- プレーンテキストフォーマット
- 次のパラメーターを使用できます。
パラメーター タイプ 説明 %mobNo% マクロ ユーザーのモバイル番号 %message% マクロ 送付するSMSの内容 %timestamp% マクロ リクエストの時刻 - カスタムパラメーターを必要に応じて作成してください。
- カスタムパラメーターのサンプル1
"Content-MD5":
上記JSONフォーマットのサンプルでは、文字列{"ecName":"testing","apId":"abcd","mobiles":"%mobNo%","params":"%message%","sign":"123abc"}のハッシュ値の計算でMD5アルゴリズムを使用します。計算結果(ハッシュ値)は「Content-MD5」パラメーターに割り当てられます。
"MD5({"ecName":"testing","apId":"abcd","mobiles":"%mobNo%","params":"%message%","sign":"123abc"})" - カスタムパラメーターのサンプル2
Signature=HMAC-SHA1(AccessKeyId=LTAI4G8x27gm&Action=SendSms&Message=%message%&PhoneNumbers=%mobNo%&RegionId=ap-southeast-1&SignatureMethod=HMAC-SHA1&SignatureNonce=%nonce%&Timestamp=%timestamp%&secretKeyForHash=YpyFfCrkpJtBJchdp59)
上記サンプルは、HMAC-SHA1アルゴリズムで秘密鍵を使用しハッシュ値を構築します。「YpyFfCrkpJtBJchdp59」が文字列(※1)に対応します。
※1:AccessKeyId=LTAI4G8x27gm&Action=SendSms&Message=%message%&PhoneNumbers=%mobNo%&RegionId=ap-southeast-1&SignatureMethod=HMAC-SHA1&SignatureNonce=%nonce%&Timestamp=%timestamp%
- カスタムパラメーターのサンプル1
SMSプロバイダー設定手順(SMTPゲートウェイ)
- ADManager Plusにログインします。
- [管理]タブに移動します。
- 左ペインで、[一般設定]→[サーバー設定]→[電子メールサーバー/SMSゲートウェイ]→[SMSゲートウェイ]に移動します。
- 「SMSプロバイダー」のドロップダウンリストから[Custom]を選択します。
- 「SMS送信方法」のドロップダウンリストから[SMTP]を選択します。
- 「差出人アドレス」フィールドで送信するSMSメッセージの差出元メールアドレスを入力します。
例:noreply@admanagerplus.com - 「送信先」フィールドの入力では、マクロ「%mobNo%」にプロバイダー情報を続けます。
例:%mobNo%@clickatell.com(「@clickatell.com」にあたる正確な値はSMSプロバイダーにお問い合わせください) - 「件名」フィールドに必要な情報を入力します。一般的には、SMSプロバイダーに応じてモバイル番号かメッセージが入力されます。
- 「本文」フィールドに必要な情報を入力します。入力内容はSMSプロバイダー次第です。入力内容の詳細はSMSプロバイダーにお問い合わせください。
- [SMTPサーバー設定]をクリックし、以下の情報を入力します。
- 「SMTPサーバー」 サーバーのIPアドレスまたは名称
- 「SMTPポート」 SMTPサーバーのポート番号
- 「ユーザー名」 SMTPサーバーのユーザー名
- 「パスワード」 SMTPサーバーのパスワード
- 「セキュア接続」 SSL/TLS接続の利用有無
- [変更を保存]をクリックします。
メモ
SMTPサーバー設定を行わなかった場合、「メールサーバー」タブで設定されたメールサーバーが使用されます。
SMTPサーバー設定を行わなかった場合、「メールサーバー」タブで設定されたメールサーバーが使用されます。