命名フォーマットの設定

本機能により組織ポリシーに則り「命名フォーマットのカスタマイズ」「詳細命名フォーマット」を作成することができます。

  1. 管理」タブ→「カスタム設定」カテゴリの「命名フォーマット」をクリックします。
  2. 「命名フォーマットのカスタマイズ」ページにて使用可能なフォーマット名が確認できます。 新しいフォーマットを追加する場合は画面右側にある「フォーマットの追加」をクリックします。
  3. 作成する命名フォーマットの適切な「フォーマット名」を入力します。
  4. データの選択」より適切なオプションを選択します。例として、「データの選択」から「」を選択します。 「」の隣にあるドロップダウンボックスより「最初」を選択し、表示されたテキストボックスに「1」を入力します。 「指定した文字フォーマット」より小文字、大文字を必要に応じて選択し、「追加」をクリックします。「フォーマット値」に適切な値が表示されます。
  5. 次に「データの選択」より「姓」を選び、ドロップダウンボックスの値を"すべて"にします。 適切な文字フォーマットを選択して、最後に「追加」をクリックします。適切な値がフォーマット値に表示されます。
  6. 保存」をクリックします。これで命名フォーマットがユーザー作成用テンプレートで使用できるようになります。

設定例

命名フォーマットについての詳細な説明:

ユーザー名 John Smithのログオン名を作成したいとします。 Active Directoryにてjsmithというログオン名を作成したい場合の手順:

  • 管理」タブ→「カスタム設定」カテゴリの「命名フォーマット」をクリックします。
  • フォーマットの追加」をクリックします。
  • 「サンプルログオン命名フォーマット」と入力します。
  • データの選択」より「」を選択します。「」の隣にあるドロップダウンボックスより「最初」を選択し、表示されたテキストボックスに「1」を入力します。
  • 指定した文字フォーマット」より「小文字」を選択し、「追加」をクリックします。
  • データの選択」より「」を選択します。「」の隣にあるドロップダウンボックスより「すべて」を選択します。
  • 指定した文字フォーマット」より「小文字」を選択し、「追加」をクリックします。
  • 保存」をクリックします。

拡張された命名の形式

命名フォーマットは、ログオン名、表示名、sAMAアカウント名の設定基準を決定する際に使用されます。

例:「表示名」が「名前+. + ミドルネーム + . + 姓」 であった場合

ここでは、名:John ミドルネーム:K 氏:Smithと仮定します。表示名はJohn..K.Smithとなります。

一括で管理操作を行う場合、CSVファイルを読み込むことで簡単に処理ができます。 例として、ここで読み込まれたCSVファイルの組織の "表示名" の命名フォーマットが上記のように"名前+. + ミドルネーム + . + 姓"だったとします。 しかし、CSVファイルにおいて氏名の項目のうちどれかが抜けていた場合(例えばユーザーにミドルネームがなかった場合)、表示名は John..Smith となります。

回避策として、「詳細命名フォーマットの追加」より代替命名フォーマットを設定できます。

上記のような場合、次の例をご参照ください:

表示名がJohn.Smithのように「名前+ . + 姓」だった場合の詳細フォーマットの追加手順:

  • 管理」タブ→「カスタム設定」カテゴリ→「命名フォーマット」→「拡張された命名フォーマットの追加」をクリックします。
  • 作成する詳細命名フォーマットに適切な名前を付けます。(例:新しい表示名フォーマット)
  • 条件に一致するものがない場合に使用するデフォルトの命名フォーマットをドロップダウンメニューよりを選択します。(この例では 「名+ミドルネーム+姓」)

  • 条件の追加」をクリックします。「条件」ウィンドウにて「次のすべてに該当する場合」を選択します。
    • 左のドロップダウンメニューより「ミドルネーム」を選択します。
    • 右のドロップダウンメニューより「は空」を選択します。本設定により、ミドルネームがなかった場合の条件が設定されます。
    • 上記で設定した条件を適用するフォーマットをを選択します。今回の場合は「名+ . +姓」を選択し、「OK」をクリックします。
  • 保存」をクリックします。
       概要