AD360連携

AD360は6つのコンポーネントで構成されており、コンポーネントごとにそれぞれ豊富な機能を備えています。各コンポーネントは次の通りです。

  • ADManager Plus
  • ADAudit Plus
  • ADSelfService Plus
  • M365Manager Plus
  • Exchange Reporter Plus(日本語版未サポート)
  • Recovery Manager Plus(日本語版未サポート)

Active DirectoryおよびMicrosoft 365のすべての課題を解決するには、6つのコンポーネントをAD360に連携する必要があります。次の手順をご参照ください。

ステップ1:コンポーネントをダウンロードしてインストールする

コンポーネントがすでにインストールされ実行している場合は、ステップ1をスキップし、ステップ2 (コンポーネントの連携)へ進んでください。

  • 各コンポーネントのダッシュボードにあるリンクまたはAD360のダウンロードページからコンポーネントをダウンロードします。
  • コンポーネントをインストールします。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックし、インストールウィザードの指示に従ってください。
  • インストール後、各コンポーネントをWindowsサービスとしてインストールし、[services.msc]から起動します。
    1. [スタート]-->「各製品名」をクリック-->「サービスとしてインストールする項目」をクリックします。 2. [services.msc]-->[MangeEngine <製品名>]-->[サービスの開始]をクリックします。

ステップ2:コンポーネントの連携

次の手順に進む前に、すべてのコンポーネントが実行されていることをご確認ください。また、コンポーネントの最新ビルドがインストールされていることをご確認ください。

  1. [管理]-->[管理]-->[AD360統合]に移動します。AD360に各コンポーネントのタブが表示されます。
  2. いずれかのタブ(ADManager Plusなど)をクリックします。
  3. 手順2でクリックしたタブのコンポーネントが実行されているサーバーのサーバー名/IPおよびポート番号を入力します。
  4. いずれかのコンポーネントで高可用性を有効にしている場合は、プライマリサーバーのIPアドレスではなく、上記手順でコンポーネントの仮想IPアドレス/ホスト名を使入力してください。

  5. ドロップダウンからプロトコルを選択します。
  6. [更新設定]をクリックします。
  7. 他のコンポーネントも同様に、手順1~手順5を実行します。

ドメイン設定:

AD360でドメインを構成することはできません。各コンポーネントに対してのみドメインを追加できます。1つのコンポーネントに追加された詳細情報は、接続されている他のすべてのコンポーネントに同期されます。また、いずれかのコンポーネントで[ドメイン設定]に使用した管理者の認証情報が変更された場合、いずれかのコンポーネントを更新するだけで他のコンポーネントに同期されます。

AD360のさまざまなコンポーネントを切り替える方法:

すべてのコンポーネントを連携した場合、コンポーネント間で切り替えて各コンポーネントの全機能にアクセスできます。AD360 Webクライアントの画面上部にある「製品名のリンク」から、各コンポーネントを簡単に切り替えることができます。

コンポーネント間のデータ同期:

AD360の各コンポーネントが連携された場合、ドメイン設定、コンポーネント連携などに関連するデータが各コンポーネント間で自動的に同期されます。これにより、管理者はコンポーネント毎に同じ設定を構成する必要がなくなるため、時間を大幅に節約できます。いずれかのコンポーネントで行った変更は他のコンポーネントにも反映されます。AD360のすべてのコンポーネント間で自動的に同期されるデータは次の通りです。

連携設定:

AD360の各コンポーネントは、シングルサインオン、ドメイン設定などのさまざまな目的で相互に通信します。コンポーネントのホスト名とポート番号への変更は、すべてのコンポーネントをスムーズに実行するために、他のコンポーネントに反映する必要があります。なお、AD360では、管理者であるユーザーがすべてのコンポーネントを手動で変更する必要はありません。[AD360統合]ページで変更を更新することにより、行った変更はすべてのコンポーネント間で自動的に同期されます。

       概要