ManageEngineの特権ID管理ソフト、
任意のクラウド/自社アプリのパスワードをリモート変更できる開発用プラグインを追加
YubiKey連携によるU2Fの二段階認証やGDPR対応レポートも
2018年11月28日
ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:迫 洋一郎、本社:横浜市、以下、ゾーホージャパン)は、特権ID管理を簡単かつ低コストで実現できるソフトウェア「ManageEngine Password Manager Pro (マネージエンジン パスワード マネージャー プロ、以下、Password Manager Pro)」の最新版「リリース9.8」の日本語版を、2018年11月28日に公開しました。
【新機能の概要】
Password Manager Proは、「申請/承認ワークフロー」や「操作画面の録画」、「パスワードの自動更新」など、特権IDを管理する上で必要となる主要機能が全て搭載され、かつ低コストで利用できるソフトウェアです。最新版「リリース9.8」では、新たに下記の機能が加わりました。
パスワード管理対象を自由に追加できる開発プラグイン
Password Manager Proは、Web画面を通じてリモートからリアルタイムにITリソース(Windows、Windows Domain、Linux、IBM AIX、HP UNIX、Solaris、Mac OS、MS SQL server、MySQL Server、Oracle DB Server、Sybase ASE、HP ProCurve devices、Cisco Devices等)のパスワードを変更できます。
また、市場のクラウド化へのニーズに応えるため、パスワードの管理対象としてAmazon Web Service(アマゾン・ドット・コム)や Azure(マイクロソフト) 、G Suite(グーグル)、Salesforce (セールス・フォース・ドットコム)等、クラウドサービスにも対応の幅を広げていましたが、管理対象に含まれないサービスのパスワードについては、一元管理することができませんでした。
そこで、この度の新版「リリース9.8」では、パスワード変更を行うための開発用プラグインを任意で追加できる機能を実装しました。Password Manager Proから、プラグインを通じて指定したプラットフォーム上のパスワード変更を実行できます。これによって、今まで管理対象外だったクラウドサービスの他、自社開発システム等のパスワードについても、一元的にPassword Manager Pro上で管理できるようになります。
<Password Manager Pro :パスワード変更プラグイン追加画面>
YubiKey連携によるFIDO U2Fの二段階認証
Password Manager Proの「リリース9.8」以降のバージョンは、YubiKey(Yubico)の物理キーを使用した二段階認証システムと連携できます。FIDO(Fast IDentity Online)アライアンス※1が策定した U2F(Universal 2nd Factor)※2の二段階認証を採用することにより、特権IDの管理をより強固かつ安全に実施できます。
※1 FIDOアライアンス:Webサイトやモバイルサービスにおいて、より簡単かつ安全な認証技術の標準化を目指して設立された業界団体。
※2 U2F:IDとパスワードでユーザー認証を行う他、安全性を高めるための第二要素としてUSBキーやUSBトークン等の小型機器を加えて認証を行う方式。
GDPRへの準拠を示すためのレポート生成
Password Manager Pro「リリース9.8」には、「ユーザーの個人情報が製品内で適切に処理されているか」という観点から、GDPR(General Data Protection Regulation : 一般データ保護規則)の第3章に記載されている特定要件への準拠状況を示すレポートを生成する機能が実装されています。このレポートは、個人情報の取り扱い状況を包括的に把握するだけでなく、監査対応の際の準備にも活用できます。
その他の情報については、以下のページより確認できます。
【Password Manager Proの価格および評価版ダウンロード】
「Password Manager Pro」では、30日間無料で全機能を利用でき、技術サポートも受けられる「評価版」を提供しています。評価版は、以下のリンクよりダウンロードできます。なお、「Password Manager Pro」の有料版ライセンス料金については、以下の価格ページで確認できます。
Password Manager Proについて
Password Manager Proは、「申請/承認ワークフロー」「操作画面の録画」「パスワードの自動変更」といった、特権IDを管理する上で必須となる機能を標準搭載したソフトウェアです。基本機能が充実している事に加え、「低コストである事」「導入に要する期間が短い事」「操作が簡単でメンテナンスし易いこと」などが決め手となり、国内でも多くのお客様に導入されています。
ManageEngineについて
ManageEngineは、ゾーホージャパン株式会社が提供するネットワークやITサービス、セキュリティ、デスクトップ・ノートPC、ビジネスアプリケーションなどを管理する製品・サービス群です。 必要十分な機能に限定、かつ、直感的な操作が可能な画面設計により、短期間での導入が可能であり、その後の運用フェーズにおいても手間がかからず、よりシンプルなIT運用管理を実現します。 また、中堅・中小企業でも導入しやすいリーズナブルな価格で、これまで大手ITベンダーが提供する複雑で高額なツールを利用していた企業や、ツールを自社開発していた組織にも採用されてきました。現在では、日本国内の一般企業、官公庁や自治体などへ、4,000ライセンスを超える販売実績があり、安心して使える製品・サービスです。 最大で29言語に対応する製品・サービスは、北米、欧州をはじめ、南米、中東、アジアなど世界で12万社以上の企業や組織が導入し、企業・組織のIT運用管理のシンプル化、グローバル化に貢献しています。
ゾーホージャパン株式会社について
ゾーホージャパン株式会社は、ワールドワイドで事業を展開するZoho Corporation Pvt. Ltd.(本社:インド タミル・ナドゥ州チェンナイ CEO:Sridhar Vembu)が開発/製造したネットワーク管理開発ツールや企業向けIT運用管理ソフトウェア、企業向けクラウドサービスを日本市場に提供すると同時に関連するサポート、コンサルティングなども提供しています。 企業向けIT運用管理ツール群「ManageEngine」は、世界12万社を超える顧客実績を誇り、国内でも販売本数を伸ばしています。「ManageEngine」は、ネットワーク管理のOEM市場でスタンダードとして認知されてきたネットワーク管理開発ツール「WebNMS」のノウハウや経験を生かして開発されたものです。また、業務改善/生産性向上を支援する企業向けクラウドサービス群「Zoho」は、世界で3,000万人を超えるユーザーに利用されています。国内では「Zoho CRM」を中心にユーザー数を増やしており、35種類以上の業務アプリケーションを1セットで利用できる「Zoho One」の提供も始まっています。
※本資料に掲載されている製品、会社などの固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。®マーク、TMマークは省略しています。