ニュース
プレスリリース
ネットワークセキュリティの脅威がリアルタイムに把握可能に
- トラフィック監視ツール 「ManageEngine NetFlow Analyzer 8.5」 をリリース
-
2010年8月24日
ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:山下 義人、本社:横浜市)は、ネットワークトラフィック監視ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer Professional Edition」 および同 「Professional Plus Edition」 をエンハンスし、「リリース8.5」 として、本日より、出荷を開始します。
製品概要
ManageEngine NetFlow Analyzer (以下、NetFlow Analyzer) は、米国 Cisco Systems社の Technology Developer Partnerである ZOHO Corporation が開発した、Webベースのネットワークトラフィック監視ツールです。Cisco NetFlow および sFlow テクノロジを利用し、さまざまなネットワーク機器のインターフェースを通過するトラフィックの詳細なデータを取得します。このデータを解析し、アプリケーションやユーザーのネットワーク帯域利用状況に関する情報をグラフやレポートにより、分かりやすく提供します。これにより、ネットワークの障害解析やキャパシティプランニングが容易になります。
今回のリリース 8.5 では、オプション機能として新たにアドバンストセキュリティ分析モジュールを追加しています (NetFlowのみ)。不正形式のパケットや攻撃フローなど、ネットワークセキュリティの脅威や異常と判断されるイベントを検出し、セキュリティスナップショット画面にてイベントごとの発生件数の一覧や時間ごとの発生件数のグラフをリアルタイムで表示します。これにより、ネットワーク侵入の検知や侵入のタイプの把握が容易になり、ネットワークセキュリティの脅威をリアルタイムに把握することが可能になります。本体価格は、旧リリースの8.0から据え置きです。
- ManageEngine NetFlow Analyzer 製品情報
- ManageEngine NetFlow Analyzer 評価版ダウンロード
- ManageEngine NetFlow Analyzer サポート対象機器
機能概要
NetFlow Analyzer Professional Edition および Professional Plus Editionの主な機能は、次のとおりです。
Cisco NetFlow および sFlow が提供するフローデータを解析し、帯域レポートとして分かりやすく表示します。誰が、いつ、どの期間、どの程度、帯域を占有しているかというような、ネットワーク全体の帯域利用状況の把握が可能です。帯域レポートを自動で指定日時または定期的にメール送信するスケジューリングも可能です。
Webベースのユーザー・インタフェースを装備しており、Webブラウザーから、いつでもどこからでもネットワークの帯域利用状況に関する情報を閲覧することができます。
フローデータに含まれる送信元や宛先のIPアドレス別にグループ化を行い、グループごとに帯域監視を行うことが可能です。これにより、特定のネットワークアドレスを割り当てられた部署ごと、拠点ごとの監視が行えます。また、ネットワーク機器、インターフェース、アプリケーションのグループ化により、広範囲な企業ネットワーク帯域監視を効率化できます。
帯域レポートでは、Oracle、PeopleSoftなどエンタープライズ・アプリケーションを容易に識別することができます。また、ユーザー独自のアプリケーションも、ポートとプロトコルの組み合わせから容易に識別することができます。
トラフィック使用率でしきい値を設定することにより、しきい値を超えたことを電子メールやSNMPトラップでアラートとして通知することができます。これにより、ネットワークのトラブルや過負荷などに迅速に対応することができます。
異なるアクセス権限を持つユーザーを複数作成することにより、ユーザーごとにグラフ閲覧やレポート作成などの権限を設定することができます。複数のユーザーがそれぞれ自分の担当するネットワークを監視する場合などに有効です。
バックグラウンド・データベースとして、Microsoft SQL Server 2000/2005/2008 を使用することができます。
Cisco IP-SLA によるVoIP 監視(ジッタ、待ち時間、パケット損失などの検出)が可能です。
Cisco CBQoS を利用したレポートを表示します。機器上で設定したQoS ポリシーに関する評価を行うこと
ができます。
基本速度とボリュームについての単価を設定し、月次や四半期ごとなど利用帯域ベースの課金用データを生
成することができます。請求期間での帯域利用状況のグラフを表示することも可能です。
- 分かりやすい帯域レポートと帯域利用状況の分析
- Webベースのリモートアクセス
- グルーピングによる帯域監視
- アプリケーションの識別
- アラートの生成
- ユーザー管理
- MS SQL Server のサポート
- Cisco IP-SLA によるVoIP (Voice over IP) 監視 (※オプション機能)
- NBAR (Network Based Application Recognition) に基づいたレポート生成 (※Professional Plus
EditionのみNBAR を利用したレポートを表示します。アプリケーション毎のサービス品質を設定するためのデータを取得できます。
- Cisco CBQoS (Class-Based Quality of Service) に基づいたレポート生成 (※Professional Plus
Edition のみ) - 課金のベースとなるデータの取得 (※Professional Plus Edition のみ)
主な新機能および改良点
NetFlow Analyzer 8.5 の主な新機能は、次のとおりです。
- アドバンストセキュリティ分析モジュール(NetFlowのみ)を追加 (※オプション機能)
- ManageEngine NetFlow Analyzer 8.5 の新機能
各Edition の対象、構成、機能
エディション | Professional Edition | Professional Plus Edition |
---|---|---|
対象 | 中小規模ネットワーク (論理インターフェース数 600以下) | 中小規模ネットワーク (論理インターフェース数 600以下) |
構成 | 単一サーバー | 単一サーバー |
機能 | ネットワークトラフィック監視の基本機能 | ネットワークトラフィック監視の基本機能 + NBAR レポート機能 / CBQoS レポート機能 / 課金データ取得機能 |
動作環境
ハードウェア | CPU: Intel Pentium 4 プロセッサー 以上 | クロック数: 2.4 GHz 以上 | メモリー: 1 GB 以上 | ハードディスク: 10 GB 以上 |
---|---|---|---|---|
OS | Windows - XP Professional + SP1、Vista、Server 2003/2008 + SP1 (32 bit/64 bit) | |||
Linux - Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3/4/5 (32 bit/64 bit) | ||||
Webブラウザー | Internet Explorer 7.0 以上 | |||
Firefox 2.0 以上 |
ライセンスと価格
NetFlow Analyzer 8.5 の主なライセンスと価格(消費税別)は、次のとおりです。
製品名 | Professional Edition 通常ライセンス | Professional Plus Edition 通常ライセンス | アドバンスドセキュリティ分析モジュールオプション 通常ライセンス |
---|---|---|---|
10論理インターフェースパック | ¥164,000 | ¥245,000 | ¥102,000 |
100論理インターフェースパック | ¥765,000 | ¥1,275,000 | ¥425,000 |
250論理インターフェースパック | ¥1,360,000 | ¥2,040,000 | ¥680,000 |
※ 上記の価格には、初年度の保守サポートサービスが含まれています。
製品情報
- ManageEngine NetFlow Analyzer 製品情報
- ManageEngine NetFlow Analyzer 評価版ダウンロード
- ManageEngine NetFlow Analyzer サポート対象機器
- ManageEngine NetFlow Analyzer 8.5 の新機能
- ManageEngine NetFlow Analyzer 各Editionの機能比較
- ManageEngine NetFlow Analyzer 動作環境
- ManageEngine NetFlow Analyzer 製品価格情報
※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。