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ゾーホージャパン、ファイアウォール・ログ解析ツールの機能を強化
「ManageEngine Firewall Analyzer」の最新版を発売

2010年8月10日

 ゾーホージャパン株式会社 (代表取締役:山下 義人、本社:横浜市) は、ファイアウォール・Proxyログ解析ツール「ManageEngine Firewall Analyzer 日本語版」の機能を強化し、最新版「リリース 7.0」として、本日より、販売を開始します。

製品概要

 ManageEngine Firewall Analyzer (以下、Firewall Analyzer) は、Webベースのファイアウォール・Proxy ログ解析ツールです。ファイアウォールやプロキシサーバーが出力するログを解析してレポートを生成し、ネットワークの帯域使用状況、セキュリティ・イベントやWeb利用状況の把握を可能にします。

 ファイアウォールのログには、ファイアウォールを通過したトラフィック、または、その通過を試みたトラフィックに関する様々な情報が含まれています。Firewall Analyzerは、多彩な分析・レポート機能により、時間毎のトラフィック使用量や宛先、使用プロトコル等の詳細な情報、およびネットワークが受けているセキュリティ脅威に関する情報を分かりやすいレポートで提供します。また、Firewall Analyzerは、30以上の主要ベンダーのファイアウォール、プロキシサーバーをサポートしており、複数のファイアウォール機器やプロキシサーバーが生成するログの一元的な収集・管理を実現することにより、ネットワーク運用管理業務の負荷を軽減します。

 今回のリリース7.0では、新たに数種類のデバイスおよびログフォーマットのサポートが追加されています。また、バックエンドのデータベースとしてMSSQLをサポートし、ログ管理ツールとしての拡張性と信頼性を向上させています。セキュリティ対策には、従来のセキュリティレポート機能に加え、ファイアウォール機器についてのセキュリティ監査およびコンフィグレーション解析機能を追加しており、企業の内部統制の強化を可能にします。価格は、前リリースからの据え置きです。

機能概要

 Firewall Analyzer の主な機能は、次のとおりです。

30以上の主要ベンダーのファイアウォール、プロキシサーバーのログを監視します。ログフォーマットは、Syslog形式やWELF形式等をサポートしています。

ネットワーク毎の特定の時点の状況把握に便利なライブレポートや、ホスト/プロトコル毎のトラフィック使用量を表示する、帯域分析に有効なトラフィックレポート、プロトコル使用レポート、およびWeb使用レポートを生成します。

ウイルスの種類や送信元、宛先等の情報を表示するセキュリティレポート、ウイルスレポート、および攻撃レポートにより、ネットワークが受けているセキュリティの脅威を把握することができる情報を提供します。

ネットワーク管理で重要となるネットワークトレンドの分析には、プロトコルやトラフィック、イベントに関する各種の有用なトレンドレポートを提供します。

3通りのログファイル取得方法をサポートしています。ファイアウォールからリアルタイムに送信されたログデータを受信する方法、または保存したログファイルをインポートする方法でログを読み込みます。さらに、Check Point ファイアウォール用のLEA サーバー設定機能も備えています。

ファイアウォール毎にしきい値を設定し、ネットワークに異常が発生した時にアラートを発生させることができます。アラート発生時には、管理者へのメール通知やスクリプトを実行する機能があります。

参照可能機器、実行可能な操作、閲覧やレポート作成権限等に関して異なる権限を持つ複数のユーザーを設定することができます。これにより、管理者の役割や責任範囲に応じて、詳細な権限設定が可能です。

Windows および Linux 上で稼動します。 64bit OSもサポートしています。

  • マルチベンダー対応
  • 分かりやすい帯域レポート
  • セキュリティレポート
  • ネットワークのトレンド分析
  • ログファイルの読み込み
  • アラート機能
  • ユーザー管理
  • マルチプラットフォーム対応

主な新機能および改良点

 Firewall Analyzer 7.0 の主な新機能は、次のとおりです。

Clavister、Juniper SRX devices/ SSLVPN/ J-SERIES ルーター、Cisco SSL WebVPN/ SVC VPN1/ IronPort
Proxy、ISA Server VPN 2006、Fortigate SSLVPN、Astaro 7.4 Version、DLink DFL-2950、WatchGuard
XTM V11、DP Firewall (DP FW 100-GE)

  • 新規デバイスおよびログフォーマットのサポート
  • バックエンドデータベースとしてMSSQLのサポートを追加 (Premium Editionのみ)
  • Cisco ASA NetFlowログのサポートを追加
  • ファイアウォール機器についてのセキュリティ監査およびコンフィグレーション解析機能を追加
  • ファイアウォール機器のルール参照用クレデンシャルプロファイルの作成と、機器への割り当て機能を追加
  • ファイアウォール可用性アラートにSMSおよびSNMPでのアラート通知機能を追加
  • DHCP/プロキシ ログを基にユーザー名とIPアドレスの自動マッピング機能を追加 (Premium Editionのみ)
  • ローカルにあるログファイルの定期インポート機能を追加
  • アーカイブログの暗号化およびタイムスタンプ機能を追加
  • 管理画面へのHTTPS経由でのアクセスをサポート

各Edition の対象、構成、機能

 Firewall Analyzer には、3つの Edition があります。各 Edition に実装された機能は、次のとおりです。

エディションProfessional EditionPremium EditionDistributed Edition
対象中小規模ネットワーク中小規模ネットワーク大規模ネットワーク
構成単一サーバー単一サーバー2階層分散構成
機能ログ解析&レポート機能ログ解析&レポート機能 +
ユーザー権限管理/アラート管理/Firewall未使用ルール
同左

動作環境

ハードウェアCPU:
Intel Pentium 4 プロセッサー 以上
クロック数:
1 GHz 以上
メモリー:
512 MB 以上
ハードディスク:
1 GB 以上
OSWindows ( Server 2003 / Server 2008 / XP / Vista )
Linux ( Red Hat Enterprise Linux 4 以上 )
WebブラウザーInternet Explorer 6.0 以上
Firefox 1.0 以上

ライセンスと価格

 Firewall Analyzer 7.0 の主なライセンスと価格(消費税別)は、次のとおりです。

製品名通常ライセンス(※1)年間ライセンス(※2)
Professional Edition 1 デバイスパック¥202,000¥68,000
Premium Edition 1 デバイスパック¥304,000¥102,000
Distributed Edition 20 デバイスパック¥3,570,000¥1,190,000

※1 年間ライセンス価格には、保守サポートサービスが含まれています。

※2 通常ライセンス価格には、初年度の保守サポートサービスが含まれています。

 

製品情報

※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。