ゾーホージャパン、トラフィック監視ツールをバージョンアップ
-「ManageEngine NetFlow Analyzer Professional Edition 8.0」をリリース-
2010年5月11日
ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:山下 義人、本社:横浜市)は、ネットワークトラフィック監視ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer Professional Edition/ Professional Plus Edition」 をエンハンスし、「リリース8.0」 として、本日、出荷を開始します。
製品概要
ManageEngine NetFlow Analyzer(以下、NetFlow Analyzer)は、米国Cisco Systems社のTechnology Developer PartnerであるZOHO Corporationが開発した、Webベースのネットワーク帯域監視ツールです。Cisco NetFlowおよびsFlowテクノロジを利用し、さまざまなネットワーク機器のインターフェースを通過するトラフィックの詳細なデータを取得します。このデータを解析し、アプリケーションやユーザのネットワーク帯域利用状況に関する情報をグラフやレポートにより、分かりやすく提供します。それにより、ネットワークの障害解析やキャパシティプラニングも容易になります。
今回のリリースでは、NetFlow v9サンプリングをサポートするなど、各種新機能を追加しており、旧リリースの7.5から価格を据え置いたまま、さらに使い勝手の良い製品になっています。オプションで、IPSLA/VoIPネットワークのジッタ、待ち時間、パケット損失などを監視する機能が追加されています。
機能概要
NetFlow Analyzer Professional EditionおよびNetFlow Analyzer Professional Plus Editionの主な機能は次のとおりです。
- 帯域利用状況分析
NetFlow Analyzerは、Cisco NetFlowおよびsFlowが提供するネットワーク帯域利用状況に関するさまざまなデータを解析し、帯域レポートとして表示します。これにより、全体の帯域利用状況の把握が可能です。 - NBAR (Network Based Application Recognition) (Professional Plus Editionの機能) NBARに基づくレポート機能をサポートします。アプリケーションのトラフィックを詳細に分類することにより、アプリケーションごとのサービス品質を設定するためのデータが取得できます。
- HTTP(S)、FTP、IMAP、LDAP、Telnet、MySQL、Exchange Server、SMTP、POP3、WebLogic 等のサービスや、MS SQL Server、Exchange Server などのアプリケーションを監視します。
- IP アドレスによるグルーピング
フローデータに含まれる、送信元・宛先のIP アドレスによるグルーピングを行い、その範囲の帯域監視を行うことが可能です。これにより、特定ネットワークアドレスを割り当てられた部署、拠点ごとの監視を行うことができます。 - アプリケーションのマッピング
帯域レポートでは、Oracle、PeopleSoftなどエンタープライズ・アプリケーションを容易に識別することができます。また、ユーザ独自のアプリケーションも、ポートとプロトコルの組み合わせから容易に識別することができます。 - アクセス権限
異なるアクセス権限を持つユーザを複数作成することにより、ユーザごとにグラフ閲覧やレポート作成などの権限を設定することができます。個々のユーザがそれぞれ担当するネットワークを監視する場合などに有効です。 - Webベースのリモートアクセス
Webベースのユーザ・インタフェースを装備しており、Webブラウザひとつで、どこからでもネットワークの帯域利用状況に関する情報を閲覧することができます。 - アラーム監視機能
トラフィック使用率でしきい値を設定することにより、しきい値を越えたことを電子メールやSNMPトラップで管理者に通知することができます。これにより、ネットワークのトラブルや過負荷などに早急に対応することができます。 - Cisco CBQoS に関するレポート (Professional Plus Edition の機能) Cisco CBQoS を利用したレポートも表示します。装置上で設定したQoS ポリシーに関する評価を行うことができます。
- 課金のベースとすることができるデータを生成する機能 (Professional Plus Edition の機能)
利用帯域ベースの請求データを生成する機能です。請求期間での帯域利用状況のグラフを表示することも可能です。
主な新機能
- IPSLA/VoIPネットワークの主要パフォーマンス・メトリクス(ジッタ、待ち時間、パケット損失など)の監視の追加(オプション)
- NetFlow V9サンプリングに対応する機能の追加
- ASタブ画面でのトップN表示機能の追加
- SNMP v3に対応する機能の追加
- 過去15分間および30分間のレポート機能の追加
- トラフィック・レポートで1分、5分、および15分平均のオプション機能の追加
- 指定IP アドレスに関するトラフィック情報の検索機能の追加
- Google Map上の装置アイコン間にリンク線を配置する機能の追加
Professional Edition とProfessional Plus Editionの機能の違い
Professional Plus Edition は、Professional Editionの機能に加えて、次の機能を利用できます。
- Cisco NBAR レポート
- Cisco CBQoSレポート
- 課金のベースとすることができるデータ提供
動作環境
ハードウェア | CPU Pentium 4 プロセッサ 以上 / クロック数 2.4GHz 以上 / メモリ 1GB 以上 |
---|---|
ハードディスク モジュール150MB 以上 / データ領域 10GB 以上 | |
OS | Windows (XP Professional SP1以降/ Windows Server 2003/ Windows Server 2008 SP1以降/ Windows Vista) |
Linux (Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3/ 4/ 5) | |
Webブラウザ | Internet Explorer 7.0 以上 |
Firefox 2.0 以上 |
ライセンスと価格
ManageEngine NetFlow Analyzer 8.0 の主な価格(消費税別)は、次のとおりです。
製品名 | Professional Editionライセンス料金 | Professional Plus Editionライセンス料金 |
---|---|---|
10論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥164,000 | ¥245,000 |
20論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥306,000 | ¥449,000 |
50論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥595,000 | ¥857,000 |
100論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥765,000 | ¥1,275,000 |
250論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥1,360,000 | ¥2,040,000 |
600論理インターフェースパック Release 8.0 | ¥1,700,000 | ¥2,550,000 |
※ 上記ライセンス価格には、初年度の保守サポートサービスが含まれています。
製品情報
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