クラウド移行により完全なリモートワークを実現、
コロナショック時にも業務影響ゼロ
IT技術を上手く活用してDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することが企業の生き残りを左右する昨今、金融業界もその例に漏れない。レオス・キャピタルワークス社では、従来の業界の在り方から脱し、ビジネスをさらに拡大させる新規戦略を模索していた。
新しい投資信託「ひふみワールド」の展開に伴い、同社は基幹システムの刷新を計画していた。システムはパブリッククラウドとプライベートクラウドのハイブリッド環境上に集約し、ローカルサーバーを持たない方針を貫いた。
当プロジェクトで最も意識したのは「開発スピードの向上」。顧客のニーズに合ったサービスをいち早く展開していくためだ。戦略の要として、従来はASPを利用していた開発/運用の内製化を計画した。また、IT運用の品質とコストのバランスを追求し、安価かつシステム間の連携がスムーズなManageEngineブランド6製品の導入に至った。
ツールの実装が完了し、サービスインを開始した2019年9月時点で、開発/運用を複数の拠点から完全にリモートで実施していたという。2020年4月からコロナウイルスが国内でも本格的に猛威を振るい、多くの企業がリモートワークの強制に悲鳴を上げる中、同部隊が受けた業務影響はゼロだった。
本資料では、DXへの志により、時代に先んじてニューノーマルを実現していたレオス・キャピタルワークス社の裏側に迫る。