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企業内ネットワークのキャパシティプランニングがさらに容易になります
トラフィック監視ツール 「ManageEngine NetFlow Analyzer 8.6」 をリリース
2010年11月17日
ゾーホージャパン株式会社(代表取締役:山下 義人、本社:横浜市)は、ネットワークトラフィック監視ツール「ManageEngine NetFlow Analyzer Professional Edition」 および 「同 Professional Plus Edition」 をエンハンスし、「リリース8.6」 として、出荷を開始しました。
製品概要
ManageEngine NetFlow Analyzer (以下、NetFlow Analyzer) は、Cisco NetFlow および sFlow テクノロジを利用し、様々なネットワーク機器のインターフェースを通過するトラフィックの詳細なデータを取得・解析する、Webベースのネットワークトラフィック監視ツールです。アプリケーションやユーザーのネットワーク帯域利用状況に関する情報をグラフやレポートにより、分かりやすく提供します。これにより、ネットワークの障害解析やキャパシティプランニングが容易になります。
今回のリリース 8.6 では、新たに、ユーザー要望に基づいた新機能を、複数追加しています。キャパシティプランニングレポートをサポートし、帯域利用の平均値や標準偏差などの有用なデータを表示し、一定期間のトラフィック・トレンドの把握と予測がさらに容易になります。また、レポートプロファイル機能をサポートし、ユーザー指定の絞り込み条件を適用した各種レポートを表示できるようになり、カスタマイズ性が向上しています。本体価格は、旧リリースの8.5から据え置きです。
- ManageEngine NetFlow Analyzer 製品情報
- ManageEngine NetFlow Analyzer 評価版ダウンロード
- ManageEngine NetFlow Analyzer サポート対象機器情報
機能概要
NetFlow Analyzer の主な機能は、次のとおりです。
フローデータを解析し、帯域レポートを作成します。誰が、いつ、どの期間、どの程度、帯域を占有したかなどネットワークの帯域利用状況が把握できます。レポートを指定日時に指定宛先に自動送信することも可能です。
IPアドレス別にグループ化し、特定のネットワークアドレスを持つ部署ごと、拠点ごとに帯域監視ができます。また、デバイス、インターフェース、アプリケーションをグループ化し、広範囲なネットワークの帯域監視もできます。
帯域レポートでは、Oracle、IBM DB2などエンタープライズ・アプリケーションを容易に識別することができます。また、ユーザー独自のアプリケーションも、ポートとプロトコルの組み合わせから容易に識別することができます。
トラフィック使用率でしきい値を設定することにより、しきい値を超えたことを電子メールやSNMPトラップでアラートとして通知することができます。これにより、ネットワークのトラブルや過負荷などに迅速に対応することができます。
不正パケットや攻撃フローなど、脅威や異常と判断されるイベントを検出し、セキュリティスナップショット画面でイベントごとの発生件数や時間ごとの発生件数のグラフを表示します。これにより、ネットワーク侵入の検知や侵入のタイプの把握が可能になり、ネットワークセキュリティの脅威を速やかに把握できます。
基本速度とボリュームについての単価を設定し、月次や四半期ごとなど利用帯域ベースの課金用データを生
成することができます。請求期間での帯域利用状況のグラフを表示することも可能です。
- 分かりやすい帯域レポートと帯域利用状況の分析
- グルーピングによる帯域監視
- アプリケーションの識別
- アラートの生成
- 複数ユーザーの管理とアクセス権限設定が可能
- バックグラウンド・データベースとして、Microsoft SQL Server 2000/2005/2008 をサポート
- アドバンストセキュリティ分析モジュール(NetFlowのみ) (オプション機能)
- Cisco IP-SLA によるVoIP(Voice over IP) 監視による、ジッタ、待ち時間、パケット損失等の検出
(オプション機能) - Cisco CBQoS(Class-Based Quality of Service)レポートによる機器のQoSポリシー評価 (Professional
Edition) - NBAR(Network Based Application Recognition)レポートによるアプリケーション毎のサービス品質管
理(Professional Edition) - 課金のベースとなるデータの取得 (Professional Edition)
主な新機能および改良点
NetFlow Analyzer 8.6 に追加された主な新機能および改良点は、次のとおりです。
帯域利用の平均値に対する標準偏差、一定期間毎の平均使用量の変化といった、ネットワーク内で起こる、ビジネスに影響するトラフィック増加を予測し、帯域幅を増強するかどうかを決定するための情報をレポートとして表示します。
ToS/DSCP/IPアドレス/プロトコルなどの値でフィルター条件を設定した、カスタムレポートを作成することができます。 1つのプロファイルにおいて、デバイス毎に種々のレポートを見ることが可能です。
アプリケーションを選択ボックスで指定し、そのアプリケーションが通信を行った拠点のアドレスを一覧表
示できます。
- キャパシティプランニングレポートをサポート
- レポートプロファイル機能をサポート
- アプリケーションのトップサイトタブで、アプリケーション選択ボックス、および、サイト表示機能をサ
ポート - 比較レポートで、95パーセンターイル値のと、1 / 5 / 15分間隔の平均値の表示機能をサポート
- 統合レポートで円グラフをサポート
- スケジュールレポートにおいて、CSV ファイルオプションと、前月および前週の勤務時間の設定機能をサ
ポート - アドバンストセキュリティ分析レポート(NetFlowのみ、オプション機能)でのDNS解決をサポート
- ManageEngine NetFlow Analyzer 8.6 の新機能と変更情報
各Edition の監視機器、対象、機能
エディション | Professional Edition | Professional Plus Edition |
---|---|---|
監視機器 | NetFlow (v5、v7、v9)、sFlow (v2、v4、v5)、J-Flow、IPFIX、NetStream | |
対象 | 中小規模ネットワーク(論理インターフェース数 600以下) | |
機能 | ネットワークトラフィック監視の基本機能 | ネットワークトラフィック監視の基本機能 + NBAR レポート機能 / CBQoS レポート機能 / 課金データ取得機能 |
動作環境
ハードウェア | CPU Pentium 4プロセッサー 以上 / クロック数 2.4GHz 以上 / メモリー 1GB 以上 |
---|---|
ハードディスク 10GB 以上 | |
OS | Windows XP Professional + SP1、Windows Vista、Windows Server 2003/2008 + SP1 ) ( 32bit / 64bit ) |
Linux Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3/4/5 ( 32bit / 64bit ) | |
Webブラウザー | Internet Explorer 7.0 以上、Firefox 2.0 以上 |
ライセンスと価格
NetFlow Analyzer の主なライセンスと価格(消費税別)は、次のとおりです。
製品名 | Professional Edition 通常ライセンス | Professional Plus Edition 通常ライセンス | アドバンスドセキュリティ 分析モジュールオプション 通常ライセンス |
---|---|---|---|
10論理インターフェースパック~ | ¥164,000~ | ¥245,000~ | ¥102,000~ |
※ 上記の価格(消費税別)には、初年度の保守サポートサービスが含まれています。
製品情報
※ 本資料に掲載されている製品名、会社名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。®マーク、™マークは省略しています。